チームが気付かせてくれた
キャリアの可能性

エンジニア出身プロジェクトマネージャーの想い

「人生が豊かになる仕事」に携わりたくて

私が新卒でこの会社を選んだのは、自分が思うままに働きたかったからです。

学生時代は建築学を専攻し、建造物のモデリングや耐震性計算などの研究をしていました。就職活動を始めた頃は学んできたことをそのまま生かせる業界を考えていましたが、「仕事や昇進に男女の壁がない」「手に職がつく仕事」など、働くうえで自分が大事にしたいことが見えてきました。

また、在学中に東日本大震災を経験したことで、人命に関わる重要さが問われる一方で「なくても困らないけれど、そこにあることで人生を豊かにする仕事」に携わりたいと思うようになり、専攻とは違う道へ行くことにしました。そこで出会ったのが、今の職場です。

チームが「得意を自覚させてくれた」キャリアシフト

入社後はエンジニアとしてバックエンド開発に携わりました。プログラミング経験がほとんどない状態で入社しましたが、先輩からのレビューのおかげもあり、PHPとScalaを用いたチーム開発の基礎をはじめ、エンジニアとしての楽しさを学びました。

数値基盤セクションに異動してからは、仕事の比重をマネジメントへ移していきました。きっかけは、タスク管理や仕事を動かすのが得意だと周囲が自覚させてくれたことです。
当時は仕事が進めにくいと感じる場面が多く、思い切ってタスク管理を志願しました。自分のために引き受けたつもりが、チームの皆は「向いているよ」と言ってくれて。

現在はKADOKAWAグループのデータ基盤刷新にプロジェクトマネージャーとして携わっています。エンジニアは技術を高めるだけでなく、チームで成果が出せる環境づくりも大切です。年齢や役職によらず、適材適所で力を発揮することを大事にするKADOKAWA Connectedらしい判断だと思います。

テレワークで広がるマネジメントと働き方

キャリアマネジメントも業務の一つです。約10名のメンバーと、定期的にキャリアや業務の悩みについて対話しています。私自身もそうでしたが、得意なことを自覚してもらうのは難しいですね。メンバーの仕事に常に目を向け、良かったところを積極的に伝えるようにしています。こうした取り組みの成果もあってか、社内に多様なキャリアが生まれています。

働き方の幅も広がっています。KADOKAWA Connectedではテレワークと出勤のバランスを自分で決められます。私はパートナーと相談し、自然が多い郊外へ引っ越しました。

すでにSlackなどのツールを取り入れていることもあり、メンバーと顔を合わせる機会は減っても、コミュニケーションに困ることはほぼありません。今後も定期的にチームで集まるなど、工夫していけたらと思っています。