顧客に真の価値を届けられているか、
答え合わせをしています

外資系で15年務めた私が転職した理由

飛び込んだのは現場で「答え合わせ」をしたいから

入社の決め手は、根本から会社の働き方を変える仕事をしたいから

この会社に飛び込んだのは、自分の仕事が顧客に貢献できているかを確かめたかったからです。私は外資系ITベンダーで約15年間働いてきましたが、売っているソリューションが本当に価値を提供できているかどうかは、ベンダー側のままでは答えが分からないと思っていました。

また、どうしても当事者にはなり切れないベンダーの立場では、企業に寄り添ったサービス提供にも限界があります。根本から会社の働き方を変える仕事をしてみたかったのです。

KADOKAWA Connectedとの出会い

そんなときに、KADOKAWA Connectedに転職した前職の先輩と再会しました。出版業にルーツを持つKADOKAWAは紙文化が主体で、DXはチャレンジングな試みです。先輩の話を聞いているうちに、自分も挑戦したいという気持ちが湧いてきたんです。KADOKAWAという事業会社を相手にする「現場ど真ん中」な感覚も面白そうでした。その後「ドンピシャなポストがある」とお誘いを受け、これは行くしかないと転職しました。

従業員が力を発揮しやすい環境づくりを目指して

ICTツールの使い方を連載マンガに。

「KADOKAWAといえばマンガ」という思いつきをきっかけに、四コマ漫画でツール紹介や注意点を伝えています。KADOKAWAの社員にとって身近な漫画を通じて伝えることで、難しさや取っ付きづらさが緩和され、親しみをもってICTツールを利用される方が増えるのでは、と考えました。漫画は連載170話を超えて、今も好評連載中で、登場キャラクターはKADOKAWA社内でちょっとした有名人になっているようです。

今はKADOKAWA出版事業のBPR(業務プロセスの再設計)プロジェクトに関わっています。新しい生活様式が求められる今も、紙の文化が根強い出版業務では出社せざるをえないシーンが多々あります。従業員が力を発揮しやすい環境づくりを目指して注目したのが、編集業務のデジタル化です。編集者や関係者にヒアリングして要件をまとめ、オンラインで原稿の赤入れができる体制を整えました。

「仕事はこんなに楽しいんだよ」息子に働く背中を見せたい

仕事と子育てを両立させるマイルール

ICTは便利ですが、現場を置き去りにしては誰も使ってくれません。エンジニアリングと編集を上手く融合するためにも、KADOKAWA全体をチームとして巻き込み、現場目線でマッチするITの使い方を考えていきます。

仕事では子育てとの両立を意識しています。私には中学生の息子がいますが、息子が生まれたときに「優先順位の一番は子ども」「この子に誇れる価値ある仕事をする」と働き方のマイルールを決めました。

KADOKAWAの皆さんに喜んでもらえるICT改革にチャレンジする姿を通して「ママはこんなに楽しい仕事をしている」と息子に伝えたいですね。